「HANA」&「楽校」で「食」方面のミッションは完遂。 さて、最後は「坂」方面の「ラスボス」の登場ですよ。 「天空の楽校」からビューンと来た道を下ってきて、来る時にスルーした写真の「芳の入り観光トイレ」でストップ。 ここを左に折れれば… 「いよいよ激坂ですね!」 武者震いのりょうたパパさんと僕。 本日のラスボス坂、「釜伏峠」の登場です。 釜伏峠に至る県道361号線。 「林道」と言って差し支えないであろう、極上の雰囲気。 そして、極上の斜度…。 ショップのスタッフさんに勧められて突撃し、ヒルクライムの苦しさ、楽しさ、そして達成感を教えて貰った、僕にとって、とても大切なヒルクライムルートです。 2年前、T.Aさんとのライドでも… 今日ここまでもかなりの坂を登ってきたりょうたパパさん。 疲労も溜まっているはずですが、「楽しみ!」と顔にはまだ笑顔が。 よし、大丈夫。 観光トイレから左折して、しばらくは幅の広い道路を緩やかに登っていきます…。 そして、2㎞ほど走ったところでしょうか、道は急に… 突然、道幅が半分ほどになり、民家も消え、深い森と右側に沢。 そして… いきなり20%級の坂が連続。 前半がキツい釜伏峠アタック。 写真のようなウィリー級(⁉︎)の激坂つづら折れが何カーブか続きます。 「いやぁ…、これはキツいっすね…(苦笑)」 ゆっくりゆっくり、噛みしめるようにジワジワと登っていくりょうたパパさん。 僕は撮影にかこつけて足付きしまくりですが、りょうたパパさんは足付きすることなく着実に登っていきます。 「ここもすごい雰囲気ですね。最高です!」 白石峠TTルートよりさらに重々しく、なんとも言えない雰囲気…。 曇った空も、今日に限ってはその重厚な雰囲気をさらに際立たせているようです。 忽然と現れる民宿を抜ければ「山場」はクリア! そして最後は、左側にログハウス群のあるところ通過して、何カーブかキツめのつづら折れを越えればゴールです… …と、ここでりょうたパパさんが初のストップ。 どうやら太腿に足攣りの兆候が現れたようです。 「ちょっと休憩しますね」 とても冷静なりょうたパパさん。場数を踏んできているので、完全に攣ってしまう前に冷静な判断で休憩を入れたのです。 これはナイス判断でした。 15分ほどその場で自転車談義しながら休んでいると、足は回復。 僕もけっこう疲れていたので、この休憩はありがたかった〜!(苦笑) 「大丈夫そうです。行きましょう!」 りょうたパパさんの合図で再び自転車にまたがり、ラストスパート! 「いやぁ、やりました! 嬉しい!」 この上ない達成感。 これがヒルクライムの醍醐味ですよね。 「一人だったら絶対ここまで来られなかったです。ありがとうございます!」 僕よりずっと年上なのに、僕のような若造にも常に敬意を払ってくれるりょうたパパさん。 自転車にも、とても謙虚に向き合っています。 10年後、僕もそんな風にいられるのかなぁ。。。 気が付けば時刻は16時を過ぎていて、気温もぐんぐん下がり始めていました。 汗を冷やさぬようにいったん脱いでいたジレを着込み、休憩もそこそこに釜伏峠を出発。 何気にキツい尾根沿いのアップダウンに悶絶しながら… 誰もいない高原牧場で少しだけ開けた景色を楽しんでから、本格的なダウンヒルへ… お互いかなり疲れているので、集中力を切らさぬよう、細心の注意を払って下ります。 「ああ、終わっちゃいますね…」 「橋場」のT字に突き当たれば、本日の山岳地帯は終了。。。 ここを右折すれば定峰アタックですが、さすがに今日は無理なので、次の機会に。 T字を左折して少し走り、「落合橋」T字を右折して、スタート地点の「道の駅おがわまち」へと続く幹線道路に入ります。 最後のご褒美、下り基調の平地を快走! しかし集中力を切らさないようにして、車列と一緒に流します。 そして、信号で止まるたびに顔を見合わせて… 「終わっちゃいますねぇ〜(苦笑)」 道の駅までの最後の平地はあまりに気持ちよくて、 楽しくて、 「このままずっと走っていたい」という感覚に襲われて、 切なかったなぁ。 どうなることかと思った雨宿り、 土砂降りの白石峠ヒルクライム、 極寒の堂平山、 至福の「ジェラテリアHANA」、 オプション発動の「秩父華厳の滝」&「天空の楽校」、 そして「ラスボス」、釜伏峠の激坂… あまりにも濃すぎるライドは、 走行距離95㎞、 獲得標高はりょうたパパさんのガーミンによると、約1800m。 道の駅にたどり着くと、車に向かって自転車を押し歩きながら、ガッチリと握手。 「今日も本当に濃いライドでしたねぇ。一生忘れられない1日になりました。釜伏峠の激坂も、強烈でしたね〜」 お互いの車に自転車を積み込み、トイレで着替えた後、自販機の前のベンチでまたしてもおしゃべりタイム(笑)。 最高の仲間との、最高のライド。 この楽しい時間が永遠に続けばいいのに…と本気で思った、ある雨の日の夕暮れでした…。 〈完〉 おまけ。 問題の「ほぼほぼペアルック」、特別サービス♡ ![]() にほんブログ村
by pcblue
| 2016-09-20 20:42
| ヒルクライム
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Comments(4)
pcblueさん、おはようございます!
20%級とは、凄い坂を登ってますね〜。 でもロケーションも良く、見晴らしも良いから 登りきった時には、かなりの達成感と充実感を得られる感じでしょうね。 カーブを登るりょうたパパさんの写真、最高にカッコ良い〜〜♪Raphaのイメージと重なります。 ![]()
pcblueさん、おはようございます!
釜伏峠アタックの感動をマジマジと思い出しています(^_^) でも本当に一人では厳しかったです。pcblueさんが居たから頑張れました! ガーミンに次々に表示される今まで見た事のない斜度。途中から敢えて見ないようにしていました(笑) 脚が攣りそうになった時も、pcblueさんと初めてご一緒した、あの筑波の経験があったからこそ何とかご迷惑をお掛けすることなく無事乗りきれました。ありがとうございました! でも登り切った時の達成感は格別でした。嬉しかったなぁ。 秩父高原牧場を経てダウンヒルに入ったところから、あ〜終わっちゃうなぁ〜と思いながら走ってました。最後のpcblueさんのヒキは本当に気持ち良かったなぁ〜。何度か前を引こうと思ったのですがあまりに気持ち良くて、前に出れませんでした(笑) いろいろな意味で素晴らしい経験が出来ました。改めてありがとうございました! でもこれで終わりじゃないんで(笑) これからもよろしくお願いします(^_^)
♪terryさん♪
こんにちは! 釜伏峠の激坂、最高ですよ。斜度だけじゃなくて、雰囲気が何とも言えないんですよね〜。まさにRaphaってました(爆)。 看板の前に辿り着いた時の達成感は、ハンパないです!
♪りょうたパパさん♪
こんにちは! いや〜、最高でしたね。僕も仕事しながらも時折ニヤニヤが止まりません(笑)。 足が完全に攣ってしまう前にストップされた判断は、まさに経験の賜物ですよ。ついついグリっとくるまで頑張っちゃうんですよね。なかなか出来ないと思います。 山も楽しかったですが、最後の下り基調も気持ちよかったですね! 実は平地の楽しさを再発見出来るのも、山岳ライドの面白さかもしれません。またご一緒しましょう〜。
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