秩父華厳の滝の不動明王様との僅か一週間ぶりの再会に、もうなんだかバカバカしくも無性に楽しくなってきてしまった僕。
とりあえずお参りし、「確か秩父華厳の滝の他にも、上流にあとふたつ滝があったよな」と思い出し、今回はそこに向かってみることに。不動明王像の奥に続いている林道を上ってみることにしました。 もしかしたら、また違うルートで城峯山に行けるかもしれないし(笑)。 いやきっと、「まだふたつ滝があるぞぉおおおお」と不動明王様が僕を呼び寄せたのかも!? そんなことを考えながら、前回来た時は走らなかった林道を、せっせと上っていきます…。 【ありました(笑)】 林道を僅か200mくらい上ったところに現れた看板。 「上空滝」の差す方向には、とても自転車では走れなそうな山の小道が続いています。 …もちろん、自転車担いで突撃! 【上空滝へと続く小道。MTBなら走れるかな!?】 【自転車を担いでひいこらと歩くと、こんな場所に出ました】 沢に架かる橋を渡ると… 例の大雪の影響でしょうか。杉が倒れ、道を塞いでしまっていました。 さすがにそれ以上前に進むことが出来ず、沢に架かる小さな橋に座って一休みすることに。 こんな景色を眺めながら、橋に座って贅沢なオヤツタイムとなりました。 この沢の先に上空滝があるんだろうなぁ〜と想像しつつ、実物を見るのはまた次の機会にとっておきましょう。 再び小道を林道まで戻り、自転車に跨がって上り始めます。 【もうひとつの不動滝は、少し上った道端にありました】 秩父華厳の滝、上空滝、そしてこの不動滝を総称して「日野沢三滝」と呼ぶらしいです。 残念ながら上空滝は見ることが出来ませんでしたが、次の機会に制覇しますよ。 ひとり龍勢ヒルクライム(間違ってるけど)が、なぜか日野沢三滝巡りに変わってしまいました。まあこれもまた自転車の面白さってことで、せっかくなので不動滝の先へと林道をどんどん上っていきます。 ワクワク、ドキドキ。 体はオッサン、心は子供(笑)。 自転車って本当に素晴らしい!!! しばらく上ったところで、また小さな集落の景色にでくわします。 また考えてしまいました。 こういうところに住んだとしたら、いったいどんな暮らしなんだろう。 都会(でもないけど)に慣れてしまった心と体には、きっと不便なんだろうな。 でもそのかわり、心は豊かになれるのかな…。 ストレスや物欲から開放されて、シンプルに生きられるのかも? …そんなことを考えながら自転車を前へと押し進めました。 【上るにつれて、どんどん道は荒れていきました】 やはりあの大雪はすごかったんですね。 残雪こそ走るに支障があるほどではありませんが、各所で壁が崩れていたり、木が倒れていたり、道に枝や石が散乱していたり…。自然の脅威を感じます。 そして… またこの看板が現れました(笑)。 【道の奥には、まだ巨大な残雪が…】 とりあえず、来た道を戻るしかありません。 荒れた道に気を付けながら、ゆっくりゆっくり下りました。 秩父華厳の滝の四阿まで戻り、一休み。 はて、このあとどうしたものか…。 辺りで写真を撮りながら思案します(笑)。 よし、来た道を戻ろう!(笑) 【来る時は気付かなかったけど、あちこちに雪の被害が】 【写真を撮りながらのんびり走っていると、こんな林道が。IPhoneでチェックすると、ここを左折しても帰れそうです】 【ここにも雪の被害が】 【突然、小さな神社が出現。集落が近いのかな?】 【何軒かの民家からなる集落に出ました。桜がとても綺麗でした】 しばしその光景に見とれた後、再び出発です! 【荒れた路面の下りは、まさにドマーネの独壇場。過信は禁物ですが、スムーズに安全に下っていけました】 迷うことなく龍勢会館まで戻り、とりあえず小腹を満たします(笑)。 通行止めに翻弄されたけど、とりあえず秩父の山を楽しめたし、不動明王にも再会出来たし、写真もいっぱい撮ったし、全てではないけど龍勢ヒルクライムのコースも走れたし…(これは間違い)。 なんだかんだで満足して車にドマーネを積み込み、トイレで着替えて龍勢会館を後にしたのでした…。 心地よい疲れを感じながら車を走らせていると、あとひとつ、前回のライドでやり残したことがあったことを思い出しました。 …ということで、先週はまだ桜が咲いていなかった長瀞に立寄ります。 桜並木、満開でした! 【さすがにドマーネを車から出すことはしなかったのですが、代わりに自転車通学の少年が桜のトンネルを駆け抜けていくところを撮らせてもらいました】 あとひとつ、先週撮り忘れたライン下り舟付きの荒川のカットを、舟が来るのを待って撮りました。 うん、満足満足!(笑) ニヤニヤしながら長瀞の街を出て、関越道をビューンと走って帰ってきたのでした…。 そして、家に帰ってきてから何気なく今日走ったルートをネットで調べていると、「ニセ」龍勢ヒルクライムルートだったこが判明。冴えないタイトルになってしまったとさ。 ま、楽しかったからオールOKですけどね! それにしても、そのまま間違いに気付かず「ひとり龍勢ヒルクライム」ってタイトルにしなくてよかったなぁ〜。(完) にほんブログ村
by pcblue
| 2014-04-12 19:38
| ヒルクライム
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Comments(4)
ん~、感動しました!
最近は、予めガーミンに取り込んだルートを淡々と走ることしかしてませんでしたよ。 自由気ままに走り回れることが自転車の大きな楽しみであったことを思い出させていただきました!
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leblanc_blue at 2014-04-12 21:40
予告からの3部作、一気に読ませていただきました。僕も途中でのルート変更はあるものの行き先も決めずに出発する、っとことはあまりないので新鮮でした。でも山を登りながら思わず笑ってしまったり民家を見つけて、もし僕がこの家の子だったら、とか考えちゃうのは全く同じです(笑)それにしても2週続けて別ルートで同じ場所に行ってしまうとは!でもそうゆう不思議ななことってあると思います。忘れられない春のライドになりましたね!
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pcblue at 2014-04-14 06:58
♪T.Aさん♪
僕的にはT.Aさんがさらっと書く圧倒的なライド距離の方が感動ですよ〜。 ガーミン、欲しいなぁとは思うんですが、いつもこんな感じなので、必要ないかなぁ〜とも(笑)。危険のない範囲での「行き当たりばったり」って、けっこう楽しいんですよね〜。
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pcblue at 2014-04-14 07:05
♪ルブランクさん♪
ダラダラ長くてすみませんでした〜(笑)。 だいたいデポするライドはいつもこんな感じで、出発してから車の中で行き先を決めるんですよね。前日から決めることもあるんですが、朝バタバタしてると、結局こうなっちゃうんです。 ルブランクさんも、山で集落を見つけるとそう考えちゃうんですね! 同じ人がいてよかった(笑)。僕の場合、どこに買い物行くんだろうとか、仕事は何してるんだろうとか、けっこうリアルなところまで考えちゃいます。とにもかくにも、みなさん静かな生活を営んでいると思うので、庭先を走らせて頂いているという謙虚な気持ちで、通りすがりの住民の方にも挨拶するようにしています。山好きの自転車乗りが嫌われたら嫌ですからね。 不動明王様の背中が見えた時は、思わず笑ってしまいました(笑)。 何か縁があるでしょうね!
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