リベンジ・ひとり富士ヒル その1 〜死の導入路!?〜

足着き「上等」…ならぬ、「普通」。





頂上まで足を着かずに登り切ることになんら価値を見出していないどころか、そもそも写真を撮るために峠を登っているようなものなので、写真の数だけ足着きがある、という僕(苦笑)。





かといって、写真は下っている時に…というのも何か違うような気がして(登っている時の感動を写真に写し留めたいんですよね)、まあ毎回、ヒルクライムの時は足着き撮影しまくりなわけです。






そんなわけですから、基本的にヒルクライムに「失敗」はない僕。



もうあの森の空気や林道の雰囲気、素晴らしいロケーションに出会えただけで「OK」なのです。











しかし、そんな僕がただ一度だけ、この上ない「敗北感」を味わった坂があります。









それこそがあの超メジャーヒルクライムコース、「富士スバルライン」なのです。


















富士スバルラインといえば、ご存知、超人気アマチュアヒルクライムレース「Mt.富士ヒルクライム」の舞台となるコース。





コースプロフィールは、走行距離約24㎞、平均勾配5.2%、最大勾配7.8%、標高差1,270m。

おとなりの「ふじあざみライン」のような20%越えの激坂区間はなく、確かに距離は長いものの、その数字だけ見れば「それほど…」と思えてしまうスペックかもしれません。







しかし…








一昨年秋、初めてこの富士スバルラインに挑戦した僕は完膚なきまでに叩きのめされ、初めて心底途中で「帰りたい」と思ってしまったルートとなったのでした。



あの時は調子こいて一日で「あざみライン」と「スバルライン」の「ダブル」を走ったわけですが、最初に登っためくるめく激坂劇場の「あざみ」は大変楽しく(笑)、その勢いに乗って「ゆるゆるなスバルなんか楽勝っしょ!?」というノリで突撃したのでした。

しかし、序盤…それも、富士ヒルの計測開始地点の料金所「前」の導入路ですでにヘロヘロとなり、そして料金所後も変わらない景色の中でダラダラと単調に続く直線的な坂にメロメロとなって、二合目を前にしてまさかの押し歩き状態に。本気で「ここで引き返したらどんなに楽だろう…」と半ベソ状態に陥ったのでした。



冗談抜きで、「お山」に来てあそこまでボロボロになったのは、ヒルクラ初挑戦の不動峠アタックや脚攣り以外ではこの時のみ。



その後はどうにか持ち直して五合目まで登りましたが、外国人観光客でごったがえす中お目当ての富士山メロンパンを買って食べる気力もなく、「もう二度とくるもんか…」と心に誓いつつスゴスゴと下山した、そんなトラウマ的なルートとなってしまったのでした。






あれから2年が経ち、相変わらずヒルクライムの楽しさにはどっぷりとハマって色々な峠を楽しんできた僕ですが、「スバル」だけにはもう近付くまい…と本気で思っていました。







しかし、今年は冬からそれなりにヒルクライムを楽しみつつ、そして楽しめば楽しむほど、心の片隅で「スバルリベンジ」のドMな想いが沸々と…。













昨日5月16日㈫。

富士五湖方面に車出張が入り、しかも用件は確実に午前中には片付きそう、とか。





これは「行ってこい」というお告げか!?








前夜、気が付いたらいそいそと車にpcblue号を積み込んでいたのでした…。









































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【何かに導かれるように、魔界の入口へ…】


















早朝には富士五湖入りした僕。順調すぎるほど順調に仕事も片付き、11時過ぎにはデポ地の県立北麓駐車場にIN。




仕事、こじれてもよかったんですけど…。




2年前に来た時にもリサーチ済みで、道にも迷わずすんなり到着。




迷ってもよかったんですけど…。


















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【いざ(ゴクリ)】


















出走時にこれだけ緊張するライドも久しぶり。



脳裏には辛かったあの時のことが蘇ります。




それでも、もしもあの時より少しでも成長しているのなら、もしかしたらスバルラインを楽しめるかもしれない…という淡い期待も抱きつつ…

















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【営業してなくてもよかったんですけど♡】
















天候は「曇り」。


出走時の駐車場での気温は22℃と、どこか空気もモワっとしていて暑いくらい。予報では雨の心配はなさそうです。





しかし、なんせここは富士山。

標高が上がるにつれてどんどん寒くなることを予想し、下はサーマルビブとレッグウォーマーの「冬装備」。

上は、メッシュアンダーと春秋用の長袖ジャージ。


悩んだんですが、さすがに夏用の半袖ジャージ&アームウォーマーでは寒いかと。





さらに、チャックを解放して拡大したサドルバッグには、下山グッズ一式をキツキツに詰め込み♡




出走前には車を運転しながらコンビニで買ってあったオニギリとメロンパン(笑)を食べ、ポカリ500㎜も飲み干して水分補給も万全に。午前中の仕事中も、意識的に水分を多めに摂りながら苦行…いや、ヒルクライムに備えました。












入念なストレッチの後、やや緊張の面持ちで北麓駐車場をスタートしたのが11時30分過ぎ。


走り始めはやや暑いくらいで、いきなり汗とも冷や汗ともしれぬものが体中からドっと吹き出してきます。











大丈夫。自分を信じて行くぜ…(またゴクリ)。























駐車場を出て東富士五湖道路「富士吉田IC」を横目に進み、「富士吉田IC西」交差点を左折して、いよいよ県道707号線「富士スバルライン」にIN。




















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【重々しい雰囲気。心象が写真に出ちゃってます!?】














僕にとって最初にして最大の難関は、まさにここ。富士ヒルの計測開始地点である料金所までの導入路部分です。




果てしなくまっすぐ続くこの直線状のダラダラ坂こそ、前回、いきなり心を折られた苦い思い出の箇所なのです。











今、あの時と同じ景色が、目の前に…。








この区間、なにげに斜度もそこそこありそうな感じで、いやらしく脚を削ってきます。


漕いでも漕いでも進まない、このイヤ〜な感覚は、どこかで…








アレだ…













そう、向かい風の江戸川で関宿城を目指す時のような、あの感覚!



江戸川ヒルクライムにクリソツ!?
















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【メロディラインのギザ。時速50㎞走行でメロディがなる。鳴らすのは絶対無理(爆)】


















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【や、やっぱりツれぇ…】

















なんだこの辛さは…。











問答無用の直線路。


地味にキツいジワジワ系の斜度。


ひたすら変わらない冗長な景色。












思い出してきた。


この導入部こそ、自分的ヒルクライムの「三大苦手要素」がバッチリ揃っているのでした。


しかもこれがまだ身体が暖まっていない序盤にあるのが辛い。辛過ぎる。



















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心を折られないよう楽しいことを考えつつ(苦笑)、ただひたすらこの導入路を登っていきます。


楽しそうな「富士スバルランド ドギーパーク」、そして「胎内洞窟入口」交差点を過ぎて、ようやく見えてきたのは…



















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【ゴォ〜〜〜ル!!!(違うから)】

















ほんと、願望的にはゴールに見えた料金所に、ようやく到着。


ま、ここがスタートなんすけどね…(涙)。












前回同様、やっぱり辛かった導入部。


それでもですね、「知っている」のと「知らない」のとではずいぶんと心持ちが違うようで、前回より少しは楽に乗り切れたかな…。
















さあ、本当の本番は、これからですよ!






















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【北麓駐車場から料金所までの距離、縁起のいい数字です(笑)。まさに死の導入路!?】


















料金所で軽車両200円をおじさんに支払い、「頑張ってね!」と声を掛けられスタート。










いったいなぜ、我はお金まで払ってわざわざこんなに苦しい思いをしにきているのか。



大いなる矛盾を感じつつ、ソロソロと走り出します。









いよいよ「リベンジ・ひとり富士ヒル」、真のスタート!



〈つづく〉









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by pcblue | 2017-05-17 17:16 | ヒルクライム | Comments(8)
Commented by いつもおっさん at 2017-05-17 20:37 x
pcさん、続きをはよ!
Commented by pcblue at 2017-05-18 06:10
♪いつもおっささんさん♪
了解!(笑)
Commented by minozou2 at 2017-05-18 07:53
pcblueさん、おはようございます。
確かにキツくてゴ〜ルって気持ちわかります。
ボクは迷わず富士北麓公園(体育館、球場)側に迂回しちゃいます。
そして懐かしのアノ食べ物が登場するのか?続きが楽しみです。
Commented by りょうたパパ at 2017-05-18 14:50 x
pcblueさん、こんにちは!

やっとコメ欄の不具合直りましたね。

ブログ面白過ぎです!

スバルライン行かれたんですね〜!
以前ブログで拝見した時には、辛さが文面から溢れ出ていて「絶対に近づいてはいけない道」に自分の中ではランク付けされております(笑)
お仕事が早く終わって良かったのか悪かったのか、続編楽しみにしてます(笑)
Commented by pcblue at 2017-05-18 15:46
♪minozouさん♪
こんにちは!
県立北麓駐車場に富士北麓公園、紛らわしいですよね(^_^;) そして、料金所までの直線登坂、辛すぎです…。
アノ食べ物…、ご期待下さい⁈
Commented by pcblue at 2017-05-18 15:52
♪りょうたパパさん♪
こんにちは!
前回はあざみラインの後ということを差し引いてもあまりに辛すぎて、ポッキリと心折れました。そして今回は…
やっぱり辛かったです(爆)。
この苦手意識が完全に払拭されるまで、毎年挑戦しようと思います。つきましては、ぜひご一緒しましょう。もちろん、あざみ付きで♡
Commented by D.S.D at 2017-05-18 19:25 x
pcblueさん!富士スバルラインですか♪自分は当初の予定では今年の富士ヒルに参加しようとしてたのですが、諸事情で参加を断念せざるをえなくなりました(泣)でもpcblueさんのブログを拝見したら来年こそは絶対に出たいのと思いました♪だから一度自分の脚力で何処まで登れるのかチャレンジしに行って見たいと思います!
続きを楽しみにしてますね♪

Commented by pcblue at 2017-05-18 21:54
♪D.S.Dさん♪
こんばんは。
スバルライン、たぶん、D.S.Dさんの脚力と若さなら余裕でしょうっ。そして来年はぜひ富士ヒルに出て大暴れしてきてください!
あざみラインも、ぜひ(笑)。
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